特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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ふりかけ普及と食生活改善による栄養改善

  • 経済自立支援事業
  • 東ティモール

ふりかけを生産し、学校給食への導入および栄養教育を行い、栄養改善を目指します

プロジェクト背景

東ティモールでは、5歳未満の子どもの半分が発育不良にあり、栄養改善への取り組みが急務です。しかし栄養知識は普及していても、実際の食生活改善に生かされていないのが現状です。

 

東ティモールは島国にも関わらず、魚の年間消費量が1人当たり平均2.7kgと、世界平均の1人当たり18kgと比べても極端に少ない国です。国内流通網やコールドチェーンの未発達によって、山間部への鮮魚の流通はほとんど無く、インドネシア産干魚が市場で売られていたり、農家が自給のために淡水魚を養殖したりしています。

 

そこで漁業が盛んなディリ県アタウロ島において「ふりかけ」を製造し、漁村女性の収入に繋げるとともに、「ふりかけ」を学校の給食に導入することで、子どもたちの栄養改善に結び付けたいと考えました。

プロジェクト内容

  • 栄養研修の様子

  • 料理教室の様子

  • ふりかけ工場のあるアタウロ島

  • ふりかけ工場の女性たち

  • 給食に並ぶ子どもたち

東ティモールでは、学校給食は学校の近くに住んでいる保護者や教職員の家族が食材の調達、調理を担当していることが多く、ほとんどの人は栄養の知識を持っていません。そこで調理担当者の知識向上を目的に、首都のあるディリ県および発育阻害の子どもの割合が63%と最も高い山間部エルメラ県の小学校を対象に栄養研修を行い、身近な食材で栄養バランスの取れた献立を紹介する料理教室を実施しました。

「ふりかけ」生産は、漁業の盛んなアタウロ島ビケリ村に工場を建設しました。生産はBIATA(ビアタ)漁業組合の女性部メンバーが担い、干し魚やモリンガ、ゴマなどの東ティモールで採れる食材を使ってふりかけを作っています。 アタウロ島で生産したふりかけは、学校給食に導入し子どもたちの栄養改善につなげるだけでなくだけでなく、スーパーや露店(キオス)でも販売し、市場を拡大し、ふりかけを生産する女性たちの収入の向上を目指しています。

この事業は、日本NGO連携無償資金協力および皆さまからのご寄付により実施しました。

現地からの声

プロジェクトレポート

  • 東ティモール:ふりかけ生産のこれから

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  • インターン黒沢 東ティモール日誌Vol.9 アタウロ島のふりかけ工場へ

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  • 小学校で栄養ワークショップを行いました!

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  • 栄養日記~子どもたちの食事記録~

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