マルハバ!ラマッラー駐在員のパレスチナ日記 #8
- コラム
マルハバ(こんにちは)!
パレスチナ・ヨルダン川西岸地区ラマッラーから高橋です。
ラマッラーでは夏の間、イベントが目白押しでした。先日は「パレスチナ・インターナショナル・フェスティバル」が開催され、私はこのフェスティバル中のイベントの一つ、アラブ・オーケストラのコンサートに行ってきました。
みなさん、アラブ音楽というと、どんな音楽を思い浮かべますか?結婚式でかかるダンス用の音楽や、若者が爆音で車のスピーカーから流している今どきの音楽(エジプトのミュージシャンの曲が多いようです)でしょうか。もしくは、ディズニー映画のアラジンのBGMでしょうか。私は今回、ほぼアラブ音楽について知識ゼロで、アラブ・オーケストラって何だろう?と思いながら誘われるままに行ってみました。結論を先に言うと、とても楽しかったです。
一見すると日本でも見るオーケストラのようですが、よく見るとあまり馴染みのない楽器も並んでいます
ステージ右側はウードという弦楽器
ステージ左側はカヌーンという弦楽器。写真はかなり盛り上がっていて、カヌーンを持ち上げている奏者もいますが、膝にのせて琴のように弦を弾いて奏でる楽器
盛り上がりを迎えているコンサート最後の方の様子です!ぜひご覧ください。
日本でオーケストラのコンサートというと、少しかしこまって、静かに鑑賞するイメージを持っていました。今回のコンサートは、赤ちゃんがぐずっていても誰も気にしないし、観客もステージの奏者も盛り上がってくると、歌い出したり、踊りだしたり、口笛を吹いたりと、とてもにぎやかでした。
(西岸事務所 高橋)