マルハバ!ラマッラー駐在員のパレスチナ日記#4
- コラム
マルハバ(こんにちは)!
パレスチナ・ヨルダン川西岸地区ラマッラーから高橋です。
日本でも同じだと思いますが、誰かの家やオフィスにお邪魔すると飲み物を出してくれます。お茶だったり、コーヒーだったり。もしくは、コーヒーを飲み終わったころに、お茶もどうぞ、と出してくれることもあります。
パレスチナでお茶というと紅茶で、パレスチナ(アラビア語)ではお茶はシャーイと言います。慣れないうちはチャイと言っているのかな?と聞こえましたが、南アジアで飲まれるスパイスとミルクで甘く煮だしたチャイとは違います。ここではお茶にはセージやミントを入れて飲むことが多いようです。
事業地の一つ、ラマッラー県カラーワ村では生のセージの葉っぱを浮かべて出してくれます
お湯が沸騰しているヤカンに生のミントを入れています。このヤカンにさらに茶葉を入れてミントティーにします
事業地の一つ、ナブルス県北アシーラ市を見下ろす絶景の前でセージ入りのお茶を沸かしています。現地スタッフのラミさんは、お茶セット(ヤカン、水、ハーブ、茶葉)を車に常備していて、どこでもサッとお茶を淹れてくれます。
北アシーラ市のオリーブ農家がオリーブを収穫していたところにお邪魔をしたら、お茶をごちそうしてもらいました
食料雑貨店の店先で、様々な乾物と一緒にセージ(アラビア語でマラミーヤ)が並んでいます。真ん中の白い袋に入っているのがセージです
今のところラマッラーでは紅茶専門店は見かけていません。食料品店でティーバックに入ったお茶や、茶葉を購入するのが一般的なようです。ちなみにGreen Teaを好んで飲む人もよくいます。
パルシックのラマッラー事務所のヤラが事務所でよく飲んでいるのはGreen Teaです。こちらでよく見かけるGreen Teaは、中国産の茶をイギリスでパッケージングしたものです。日本の緑茶に比べて甘みがなく、さっぱりとした味です。
好みでお砂糖は入れて飲んでいる人はよく見ますが、ミルクを入れている人ははあまり見かけません。もちろんおしゃれなカフェに行くとティー・ラテなどはあるようです。自分が飲むものを選ぶとどうしてもお茶よりもコーヒーを選んでしまうので、ラマッラーっ子が飲んでいるお茶については今後も観察を続けて、また報告します。
(西岸事務所 高橋)