北部ムライティブ、天の恵みに感謝!
- コラム
家の外を撮った何気ない写真ですが、この上ない喜びで写真を撮りました。
ムライティブにようやく雨が降りました!
5月下旬に降った大雨で、スリランカ南部は大きな洪水・土砂崩れ被害に遭いました。一方で、スリランカ北部、とりわけムライティブでは何か月も雨が降らない状態が続き、被害が出ています。ワウニヤやジャフナなど周辺の地域では雨が降っても、ムライティブでは全く雨が降らず、深刻な干ばつに見舞われています。
前事業の養殖対象地の1つであったナンディカダルラグーンでは、水位が下がり、水温が上がった影響なのか大量の魚が死んでしまいました。
数日前、町の中心近くにあるラグーンでも魚が死んでいるのが確認されました。あたりは魚が腐敗した悪臭が漂っていました。
6月17日(土)の午後2時頃、雷の音が聞こえ始めました。以前にも雷の音が聞こえ、ようやく雨かと思ったものの、雨が降らず期待外れだった(!)ことを経験していたため、今回も同じなのかと思いきや、嵐のような大雨が1時間でしたが降りました。
待ちに待った雨でうれしくて、写真を撮りまくってしまいました。雨が降ってこんなに嬉しい気持ちになったのは人生初かもしれません。
たった1時間の雨でしたが、庭に生える木や草花が生き返ったように見えました。今後も雨が降ってほしい。でも、何事にもバランスが大切。多すぎても少なすぎても良くない。自然はコントロールできないから、バランスが難しいのだよなと久しぶりの雨を見ながら、思ったのでした。
週が明けて、ムライティブ出身のスタッフに聞いたところ、町の中心からクルマで5分ほどしか離れていない彼の村では、残念ながら土曜日には雨が降らなかったそうです。まんべんなく降ってほしいものです。
(ムライティブ事務所 飯田彰)