レバノンの山田君 ~インターン日誌~ Vol.2 日帰り旅行、西ベカー編
- コラム
みなさんこんにちは、インターンの山田です。
レバノンは毎日暑い日が続いています。天気予報を見なくても常に晴れなので、洗濯物を干すのにはぴったりな環境ですね。レバノンにはきれいなビーチがいくつかあるらしいので、パソコンに向かうだけではなく、たまにはビーチでリラックスする日があってもいいなあと思っているところです。
先日オフを利用して、ベカー県西部へのグリーンツーリズムに参加しました。グリーンツーリズムとは、豊かな自然や地産の農作物を楽しむ旅行のスタイルです。日本でも旅行会社がよく、さくらんぼ狩りツアーなどを催行していますよね。あとは、中学生が学校のプログラムで行くような農村でのホームステイなんかもこのジャンルに分類されます。
まず向かったのは、小さな果樹園。ここでは果物狩りということで、梨やプラムなどを収穫したり、桃をその場でかじったりしました。一番おいしかったのは「マルベリー」という果物。ラズベリーに似た外見ですが、酸っぱさはあまり感じず、むしろ非常に甘くて食べやすかったです。ほかの参加者を見ると、ジュースにでもするのでしょうか、持ち帰り用のかごいっぱいにどっさりと摘んだ実を入れていました。マルベリーを摘むと、実から赤い果汁が大量に飛び散ります。みなさんも食べるときは気を付けてください。
おいしそうに実っているマルベリーの実。赤い実はとても酸っぱいので注意。
このマルベリーの樹、日本では聞いたことないなぁと思っていましたが、実は違う名前でよく知られていました。それは、蚕が葉を食べることでも知られる「桑」。うーん、桑の実よりもマルベリーという名前の方が、なんとなくおしゃれで若者ウケもよさそうじゃないですか?ちなみに、食べるのは黒くなった実だけで、一見おいしそうに見える赤い実はとっても酸っぱかったです。
その後チーズ工房を見学したり、その地域だけのローカルな料理をいただいたりしました。そして最後に向かったのは、ワイナリー。レバノンはワインづくりに適した気候で、近年国内での消費量や海外への輸出も増えているそうです。今はまだ収穫の時期ではありませんが、ブドウがしっかりと実っているのがわかりました。ワインはとても飲みやすく、おいしかったです。
ブドウ畑の様子。収穫後ワインになるまでさらに数年を要します。
食を堪能した素敵な週末になりました。山を楽しんだので、冒頭で述べたように次は海ですかね。あとは少し涼しくなったら、世界遺産の遺跡も行ってみたいと思います。
(インターン 山田蒼太)