特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

〒101-0063
東京都千代田区神田淡路町1-7-11 東洋ビル

03-3253-8990

FAX03-6206-8906

フードパントリー ボランティアさんインタビュー

  • 活動レポート

多様な場面で活躍中のボランティアBさん

みんかふぇフードパントリーに継続的に参加してくださっているボランティアのBさんは、最初はフードパントリーを利用して食料を受け取るだけのつながりでしたが、そこからカフェを利用してくださるようになり、今では様々な活動にボランティアとして参加してくださったりイベントに参加してくださったりしています。

そんなBさんにフードパントリーの利用やボランティア活動について、みんかふぇスタッフがお話を伺いました。

a2d1b78744b7e64a72c3e982f27f28eb-1736410328.png

ボランティアさんが準備作業をしている場面

インタビューレポート

スタッフ: みんかふぇフードパントリーを利用するきっかけはなんでしたか?

Bさん: 金銭的に困って区役所に相談したところ、みんかふぇのフードパントリーを紹介されました。持病の影響で、テンションが上がった時にお金をたくさん使ってしまい、公的な制度の利用もしたのですが万策尽きた時でした。

スタッフ: 利用してみてどうでしたか?

Bさん: 最初は、とにかく「助かった!」と思いました。食料を受け取りに来るのはシニアの方が中心かと思っていたけど、若い母親からシニアまで様々な事情を抱えた人がいるんだなぁと思いました。それからカフェも利用するようになり、だんだん大勢のボランティアがみんかふぇに関わっていることが分かり、自分も利用するだけでなく別の立場で関わり合いを持ちたいと思うようになりました。

スタッフ: 受け取ってみてどんな品物が嬉しかったですか?

Bさん: レトルト食品、お米、パン、常温で保存できる牛乳、カップ麺。

スタッフ: フードパントリーのボランティアに参加するきっかけはなんでしたか?

Bさん: カフェを利用するようになって23か月経ったころ、自分から申し出ました。もらってばかりでは申し訳ない、少しでも貢献できればという気持ちです。

スタッフ: ボランティアとして参加してみての感想をお願いします。

Bさん: 配る準備の大変さが分かりました。ボランティアがもっと増えて、ボランティア同士の交流が増えたらいいなと思います。また、みんかふぇは利用対象条件を幅広く設けていますが、フードパントリーを利用する人には様々な事情を抱えている人がいるので、他にも幅広い層を受け入れられる団体が増えるといいのにと思います。

スタッフ: 食料品などを寄付してくださっている方々へメッセージをお願いします。

Bさん: とにかく「感謝!」のひと言です。

11f11b379ee76313d6a94f53c1ced87a-1736410675.png

葛飾区社会福祉協議会様から先日届いたフードドライブの食品。区民の皆さんからのご寄付の品々です

60d926ad3ef0968032cd6647f0c58227-1736410774.png

フードパントリー会場の風景。この日は、お野菜を中心にお配りしました

お互いさまの循環

Bさんは今も金銭的な困難が去ったわけではありませんが、持病のコントロールが上手くいっているようで、以前に比べて概ね安定した生活を送っていらっしゃるようです。頻繁にみんかふぇの活動に参加してくださり、穏やかな人柄でムードメーカーになってくださっています。また、インタビューでも垣間見えましたが、勉強熱心な方で、広い視点から得た知識をもとにみんかふぇの運営について意見をくださることもあり、みんかふぇを支える主力メンバーの一人になっています。

みんかふぇは「してあげる・してもらう」の関係ではなく、「お互い様の支えあい」を実現する場所を目指しています。また、みんかふぇで出会った人たちがゆるーくつながり、時にはそっと見守りあうような関係性になることをひとつの理想としています。そういった目標は数字に表れるようなものではないため、時にスタッフは「果たして理想に近づいているのだろうか。地域にとって意味があることができているのだろうか」と不安になることもあります。そんなときにBさんと接していると「みんかふぇがやっていることは、そう的外れでもないじゃないか」と希望が湧きます。

Bさん、これからもみんかふぇをよろしくお願いしますね!

(みんかふぇスタッフ 小柴麻実)

*この事業は赤い羽根共同募金、こども未来応援基金と皆さまからのご寄付で実施しています。

Donation

共に助け合い、支え合う世界へ

パルシックの活動に
寄付で参加しませんか?