11月・12月のみんかふぇ食堂
- 活動レポート
11月のみんかふぇ食堂
これまで「みんかふぇ食堂」は、試験的にフードパントリーをご利用の方だけにご案内していましたが、11月からはみんかふぇSNSなどを通して広くご案内し、誰でもご参加いただけるようになりました。
11月は11日(金)と25日(金)の2回開催でした。
【11/11】
参加者:利用者さん9名、スタッフ2名、ボランティアさん3名の総勢14名。
メニュー:ご飯・もやしの味噌汁・鮭のアルミ焼き・きんぴらごぼう・梨。
梨は、ボランティアさんからのご寄付で頂いたものをお出ししました。
【11/25】 参加者:利用者さん14名、スタッフ2名、ボランティアさん4名の総勢20名。
メニュー:親子丼・白菜の味噌汁・大根のナムル・柿。
柿は、ボランティアさんのお知り合いの庭で採れたものをご寄付いただきました。
12月のみんかふぇ食堂
12月は、曜日を水曜日に変えての開催でした。7日(水)と14日(水)の2回開催でした。
【12/7】 参加者:利用者さん3名、スタッフ2名、ボランティアさん2名の総勢7名。
メニュー:ご飯・子供も食べられるホイコーロー・中華スープ・もずくとキュウリの酢の物・ジュース。
【12/14】 参加者:利用者さん13名、スタッフ2名、ボランティアさん3名の参加。
メニュー:ご飯・ほっけの干物・ごぼうと小松菜の味噌汁・肉じゃが・ほうれん草のおひたし・りんご・金柑の甘露煮。 小松菜・ほうれん草
大根を区民農園で野菜作りをなさっている方から、りんごと金柑の甘露煮をボランティアの方々からご寄付をいただきました。
11月、12月と、ボランティアさんや地域の方のおかげで果物などの季節の実りを沢山召し上がっていただくことが出来ました。
皆さんのご厚意で食卓がバラエティ豊かになる様子を見ると、お腹だけではなく心も満たされていく気がします。
皆さまのご協力に感謝です。 そして、周知を広くしたことで、新規で参加される方が増え、新しい出会いが増えました♪みんかふぇに参加してくださる方々の層が厚くなってきている感があります。
とはいえ、マスクなしでの会話はご遠慮いただいている状況が続いています。 コロナ禍が収束し、皆さんがご飯を食べながら楽しくお話が出来る日が待ち遠しいです。
(みんかふぇ 小柴麻実)
※この事業はニッセイ財団、赤い羽根共同募金、草の根育成財団と皆さまからのご寄付で実施しています。
海外ルーツの方の日本語勉強
日本語を勉強している、海外ルーツの学生さんの利用もあります。 葛飾区在住の海外ルーツの方は、ほとんどが非英語話者です。そのため、「やさしい日本語」や翻訳アプリを駆使して、コミュニケーションとることが多くなります。
勉強しているテキストでわからないことがあると、質問をくれるのですが、普段使っているにもかかわらず、意味をうまく説明できない日本語がたくさんあります。「このカバンは、重たいものを持つの”に”いいです。」と、「このカバンは、重たいものを持つの”には”いいです。」の違い、「ついでに」「順調」「無理しない」などの単語の意味など、言い換えられなかったり、翻訳したり言い換えてもニュアンスが伝わり切らないものもあったり、改めて日本語は難しいのだろうなと感じます。
ある日は、たまたま中国語話者の学生さんと、同じく中国語話者の日本人ボランティアさんが鉢合わせる日があり、突然、中国語での日本語教室が始まったときもありました。 改めて、みんかふぇが、海外ルーツの方も含んだ地域住民のための居場所になっていけたらよいなと思いながら、彼らの訪問を心待ちにしています。
コーヒーの注文率が高い!常連さん
さて、今年カフェ営業を再開してから、お客様として一番支えてくださっているのが、常連の方々です。ほとんどの方が、なぜか毎回コーヒーを注文してくださいます。 物販をよく買ってくださる方、店内装飾用のご自身の作品を持ってきてくださる方、健康のために散歩がてらお越しいただく方、本を読みに来る方、スタッフと話しに来る方、ボランティア登録もしてくださる方など、利用の仕方は人それぞれです。
お迎えするカフェボランティアさんも、常連さんのお名前を憶えて、「〇〇さん、今日は、あの懐かしい”あたり前田のクラッカー”がありますよ」「あぁ、あの藤田まことの…」と、会話が始まることもあります。
余談ですが、このクラッカーを小学生に紹介したときに、「パーティーで鳴らすクラッカーしか知らない」と言われ、クラッカーとビスケットとクッキーの違いを調べたこともありました(笑)
懐かしい話や趣味の話などで盛り上がることもありますが、あるときは満員御礼で少しもお話ができないままお帰りになることも…。 それでも、また立ち寄ってくださる皆さんに感謝して、せめていつも笑顔でお出迎えしていたいなと思う毎日です。
(みんかふぇスタッフ 吉浦諒子)
※この事業はニッセイ財団、赤い羽根共同募金、草の根育成財団、令和4年度東京都在住外国人支援事業助成と皆さまからのご寄付で実施しています。