特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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寄付を受け取った方々の声⑪ Kさん(小学校教師)

  • 活動レポート

Kさんはモン州出身のモン族の33歳女性です。Kさんは両親と兄弟の5人家族です。クーデター前、Kさんは公立小学校の教師として勤務し、月収は180,000チャット(約14,040円)でした。2021年2月1日のクーデター後、Kさんは市民不服従運動に参加して教師の仕事を辞めざるを得ず、家の近くの木材工場で働き始めました。2021年8月、Kさんの住む町で、市民不服従運動参加者が逮捕されるという知らせを聞いたKさんは、別の安全な場所へと移らざるを得なくなりました。今は安定した収入がなく、家族と寄付者からの支援に頼っています。

Kさんは今、親戚の果樹園でボランティアをしています。雨期が終わって果樹園の作業がなくなったら、ゴムの採取の仕事を探す予定です。Kさんは市民不服従運動に参加し続けています。生活は大変ですが、彼女は決して諦めていません。Kさんは家に帰ることができず、家族と家が恋しくてたまりません。最近、国軍が罪のない市民を拷問し殺害しているという批判をFacebookに投稿したところ、刑法第505A条違反(*)で国軍に起訴されました。Kさんは今、指名手配されています。

Kさんは世界の皆さんに次のように伝えてほしいと言います。「ミャンマーの人びとは今、精神的にも肉体的にも、とても困難な状況にあり、世界はこれを無視してはなりません。国際社会からのより効果的な支援が必要なのです。」

(*) 2021年2月14日、ミャンマー国軍が任命した国家行政評議会(SAC)は、刑法に第505A条項を追加。「恐怖を与える」「偽のニュースを流布する」「公務員に対する刑事犯罪を直接的または間接的に扇動する」コメントを犯罪とし、違反すれば最高で禁固3年と定められている。(Human Rights Watchウェブサイトより:https://www.hrw.org/ja/news/2021/03/17/378044)

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Kさんが現在住んでいる家

ミャンマーでクーデターが起きたのは2021年2月1日。2年半前です。 状況は悪化の一途をたどり、今も多くの場所で戦闘が起きています。 動画の国内避難民のように、今も、移動を強いられている人びとがいます。 そのため、今をとにかく生き延びるための食料支援を、パルシックは続けています。

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