特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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能登 大雨災害レポート 被災家屋の清掃作業

  • 活動レポート

今回の豪雨災害を受け、能登町では、社会福祉協議会が運営する災害ボランティアセンターが中心となって、支援団体や地元の有志の方たちと、ニーズ調査やボランティアコーディネーション、泥かき作業等を行っています。

927日には、災害支援団体のOPEN JAPANと地元のボランティア、そしてパルシックが受け入れをした金沢出身の大学生3名と一緒に、大雨により1階部分に土砂が流れ込んだ家の清掃作業を行いました。

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デッキブラシで縁側の床にこびり付いた泥をかき出します

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畳の下の床板清掃作業。床下には流れ込んだ泥が溜まっています

このお宅では923日より清掃を始め、土砂はかき出され、家具なども移動しており、畳の下の床板はすでに一部剝がされていました。

床下には泥が堆積しており、その泥を除去する前に泥をある程度乾かす必要があります。乾かしている間に、残してある床板等を清掃し、ビニールシートなどで養生をして床下の泥出しをする際に汚れないようにしました。

泥の粒子はとても細かいため、ブラシやハケなどでしっかりかき出してから雑巾で拭く必要があります。一度で綺麗にできないため、何度も泥を掻き出します。

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床下の換気と溜まった泥を乾燥させるためにサーキュレーターとブロワーで乾燥させているところ

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ビニールシートで養生した床と根太(ねだ)

前日の作業でピカピカになった別の部屋の床を見て、「お母さん、ここでまた寝られるようにするからね」と声を掛ける地元ボランティアの方の声を聞き、途方にくれるような作業も頑張ろうという気持ちになりました。

一所懸命に作業をしているとあっという間に時間が経ち、15畳ほどの部屋の清掃をするのに途中休憩を入れながら1日かかりました。

その後も、泥出し、洗浄、乾燥、消毒、畳や家具等の搬入など、また住めるようにするにはたくさんの作業があり、被災された方だけでは時間も人手も気力も足りません。さらに日が経つにつれカビの発生などの問題も大きくなります。

気の遠くなる作業ですが、作業をする人手だけでなく、心の支えとなるという点でも、数時間でもボランティアに来てくださる方が一人、また一人いるだけで大きな力になることを実感しました。

能登の災害ボランティアは、下記HPから登録できます。

令和6年(2024年)能登半島地震・石川県災害ボランティア情報

参照:『「水害にあったときに」~浸水被害からの生活再建の手引き~』災害が繋ぐ全国ネットワーク

(能登事務所 赤井希)

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