特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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アルサールのシリア難民キャンプで、新たな食糧支援事業を開始! 第1回食糧配布の映像も公開!

  • 活動レポート

こんにちは!パルシックは2020年4月より、レバノンのアルサール市で新たに食糧支援事業をスタートしました。

これまで

パルシックは、2018年よりレバノン北東部のシリア国境沿いにあるバールベック・ヘルメール県アルサール市にてシリア難民支援を行ってきました。アルサール市のシリア難民の状況の厳しさは、すでに先日の越冬支援キャンペーンを通してご存じかもしれません。簡単に状況をまとめるならば、

– 真冬は氷点下-9℃にもなる厳しい自然環境
– シリア国境沿いにあるレバノンの中でも開発されず取り残された地域
– 地元のレバノン人よりも多くのシリア難民が居住している特殊な地域

という3点が挙げられます。

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2020年1月、-9℃と積雪30cm以上を記録したアルサール。(写真=提携団体URDA提供)

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2019年9月のアルサールの様子。草木のほとんど生えない荒野にテントが密集して建てられている。日差しが強い。

新規事業開始!

そして2020年4月、パルシックは、アルサール市にて難民生活を強いられているシリアの方々に対し、新たな食糧支援事業を開始しました。『COVID-19:ロックダウン下のレバノンにおけるシリア難民の苦境』でも述べた通り、新型コロナウイルスとそれ以前からの経済危機が状況を一層悪くし、多くの人びとが食うや食わずの生活をしています。そのような中、5月13日に1回目の食糧バスケットの配布を行いました。事業実施に際しては、医療体制も整っていない地域であるため、難民キャンプで新型コロナウィルスが発生・感染拡大しないよう、防護服やマスクをつけ、ソーシャルディスタンスをとる等、できる限りの予防策をとっています。その様子をご覧ください。

第1回食糧配布の様子

さて、新しく始まった食糧支援事業は食糧を配布するだけではありません。難民生活を強いられてきたシリア人の方々が、少しでも生活を向上できるよう別の活動も盛り込みました。この続きは次回の記事で!

(レバノン事務所 風間)

※この事業はジャパン・プラットフォームからの助成と皆さまからのご寄付で実施しています。

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