コカマウとの深煎りな日々4~お久しぶりです~
- 活動レポート
お久しぶりです、東ティモール駐在員の工藤です。
コカマウとの深煎りな日々、1年3ヶ月ぶりの投稿です。
新型コロナウィルスの影響により2020年3月に日本へ一時帰国し、2021年2月にようやく東ティモールに戻ってくることができました。
アルコールのシャワーでお出迎えです
この時期は東ティモールの感染が落ち着いていたこともあり再渡航が認められたのですが、私が到着してからじわじわと首都ディリ近郊で感染者が見つかり始め、東ティモール政府は3月9日からディリのロックダウンを決定し、今日まで継続されています。
3月初めの時点では直近1週間の1日の感染者の平均は5人程度だったのですがじわじわと増え始め、5月の中旬頃からは100~200人の間で高止まりしている状態です。ディリではロックダウンと共に外出規制も出ているのですが、強制力がほとんどなくあまり効果はないようです。
外出規制とは何なのか。密です。
アイナロ県マウベシ郡で実施中のコーヒー畑の改善事業に関しては、ディリを拠点にして活動地のマウベシへの月一回程度の出張から始める予定だったのですが、ディリがロックダウンに入ってしまったため結局再渡航後まだ一度もマウベシには行けていません。マウベシの現地スタッフはコロナ禍の間もコーヒー畑を回り活動を進めてくれていて、オンラインミーティングやメッセージアプリでやりとりをしながら事業を継続している状態です。
ほぼ毎日現地スタッフから各集落の畑の様子が届きます。
日本への一時帰国の際は「3ヶ月くらいで東ティモールに戻れるかな」と思っていたら、11ヶ月を過ごすことになりました。 東ティモールに戻ってからも、「3ヶ月くらいでマウベシでの生活に戻れるかな」と思ったら、一度もマウベシに行かないまま3ヶ月以上が経ってしまい、4月には豪雨災害もありました。
コーヒーの収穫の時期が迫っている中まだまだ先が見通せない日々が続きそうですが、まずは遠隔でコカマウとの浅煎りな日々を過ごしつつ実際に行ける日を待とうと思います。
首都のロックダウン後も変わらないマウベシの街の様子。早く戻りたいです。
(東ティモール事務所 工藤竜彦)