特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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コカマウとの深煎りな日々⑭~コーヒーチームのある1日

  • 活動レポート

コーヒー畑の改善事業のフィールドスタッフのある1日の活動を紹介します。
この日は、新しくコーヒー畑の改善を始める農家の畑の調査をするために、車で約30分の集落に向かいました。道中では、時折車で川を渡ることもあります。

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水の中、草の中、森の中を通って到着です

集落に到着すると、まずは農家さんがコーヒーでもてなしてくれます。畑の話から他愛のない話まで、コーヒーを通してするこの交流は信頼関係を築く上でとても大事な時間です。

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砂糖たっぷりでアツアツのコーヒーをいただきます

その後、30分ほど歩いて目的の畑に向かいました。マウベシでは小規模なコーヒー畑が点在しており、家から離れているところにある場合も多いです。途中で川を歩いて渡ることもあり、この日スニーカーで来てしまったスタッフは靴を脱いで裸足で歩き回っていました。

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裸足で歩くのに慣れているとはいえこれは痛い…

目的の畑に到着すると、GPS機器を使って畑の測量を行います。実際にGPS機器を持って畑の外周を歩くのは農家さん自身で行います。パルシックのスタッフはその場でGPSデータを確認し、農家さんへのヒアリングを行って記録シートに必要事項を記入していきます。この畑では高く育ちすぎてしまったコーヒーの木同士が影になり新しく育ってきた木がうまく成長していない状態でした。こうした分析を元に、具体的な畑の改善策を提案します

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このデータをもとに畑の改善を進めます

お昼になると、農家さんが昼食を提供してくれることも多いです。この日に出してくれたのはとうもろこしのおかゆでした。素朴な味で、私は毎日これを食べたいくらい気に入っています。
食事の後は、反対側の山にもコーヒー畑があるため、二手に分かれてモニタリングをしました。

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川を渡って反対側へ…

ひと通りモニタリングを終えて農家さんの家でふりかえりをしたら、また同じ道を通って事務所に戻ります。帰り道では時間によって、川で洗車をしてから帰ることもあります。。
事務所に戻ると、パソコンにGPSのデータをコピーし、この日の作業は終了です。

パルシックのコーヒーチームはこのような活動を通してCOCAMAU組合の農家さんたちと関わり、コーヒー畑の改善事業を進めています。
今年もコーヒーの収穫の時期が近づいてきました。文字通り、これまでの日々の活動が着々と実を結んできています。

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(東ティモール事務所 工藤竜彦)
*この事業はJICA草の根技術協力事業の業務委託を受けて実施しています。

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