特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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コカマウとの深煎りな日々8~コーヒー畑改善事業の3年目が始まりました~

  • 活動レポート

2019年11月から5か年計画で始まったアイナロ県マウベシ郡のコーヒー畑の改善事業は2022年4月末で2年半が経過し、折り返し地点を過ぎました。

1年目は31世帯、2年目は89世帯の合計120世帯のコーヒー農家と活動を進め、3年目の今年はさらに120世帯が参加を希望、合計240世帯と共に古くなった畑の改善を進めていきます。

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今年もたくさんの農家さんが参加を希望してくれました

2022年に入り、2年間共に活動を続けてきた農家へのモニタリングを継続する一方で、3年目に新たに共に活動を進める予定の120世帯の畑でGPSを使った測量を進めてきました。この4月からはパルシックスタッフが2チームに分かれて集落を訪問し、コーヒー畑の若返りの基本となる苗床と有機たい肥の管理についてのトレーニングを実施しています。

トレーニングを実施した後は集落のグループ内で協力しあい、毎週予定を組んで各農家の畑で活動を実践していきます。パルシックスタッフは今後定期的に各グループを巡回モニタリングしながら進捗を確認してフォローアップを行い、時期が来たらまた次のトレーニングを実施していきます。

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レブルリ集落でトレーニングを行うパルシックスタッフのジュリオ/左から3人目

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マニュアルを使い熱心に説明をするパルシックスタッフのヘンリケ/右から1人目

トレーニングの一環として、すでに1年目から参加しているモデル農家の畑の見学にも行きました。
高さや隣の木との間隔が整えられ、たくさん実がついたコーヒーの木を見て参加した農家は興味津々のようでした。

また、すでにコーヒー畑の改善に取り組んでいるモデル農家の人たちの顔もとても自信に満ち溢れているように見え、お互いに畑改善へのモチベーションにつながったのではないかと思います。

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モデル農家として、自分の畑について紹介をするリティマ集落のアルビノさん

5月後半からはついにコーヒーの収穫準備が始まります。

この事業の駐在員としても折り返し地点に来ましたが、いまだに収穫期を現地で経験できずにいるので、とても忙しくなりそうですが今から楽しみです。後半戦もパルシックスタッフやコカマウの皆さんと楽しみながら活動を進めていきます。

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収穫まであと少し!

(東ティモール事務所 工藤竜彦)

※この事業はJICA草の根技術協力事業の業務委託を受けて実施しています。

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