国産品消費キャンペーン事業 カフェの店名&スタッフ採用決定!
- 活動レポート
当初の計画では昨年12月にオープンする予定だった国産品消費キャンペーン事業のカフェは、予定していたよりも物件探しや機材の取り寄せ、店舗の改装等に時間がかかっているため、予定を変更し、2021年4月のオープンを目指して準備を進めています。
そんな中で、今回はタイトルにある通り、2つのご報告があります。
一つ目は、カフェの店名が決まりました!
ズバリ、その名は「カフェ・アロマ・ティモール」!
カフェでも商品の販売を予定している、女性の生活向上支援事業で立ち上げられたブランド「アロマ・ティモール」の名をいただくこととしました。
続いて、二つ目は、カフェのオープニングスタッフが決まりました!
今回の選考の定員は、バリスタ3名、パティシエ2名の計5名。昨年12月からディリ県内で該当するコースを教えている職業訓練センターや大学、高校等に求人情報をお知らせし、バリスタに11名、パティシエに8名の応募がありました。その後、1 月から2月にかけて、書類審査による一次選考、面接や技術試験による二次選考を行い、悩みながらも5名の採用を決定しました。
バリスタ技術試験は東ティモールコーヒー協会の設備を借りて行いました。
バリスタ二次試験の際には、バリスタとして就業経験のあるトジーさんとアジェーさんにも審査を手伝って頂き、大変助かりました。
パティシエ技術試験では国産食材を使ったお菓子を作ってもらいました。
そうして、選び抜かれた5名のスタッフはこちら!
写真左から、一人ずつご紹介します。
アブリル:バリスタ。ディリ県出身。高校卒業後、東ティモール開発機関 (East Timor Development Agency) にて、ホスピタリティーコースを履修。いつもニコニコしている。
ネシア:パティシエ。バウカウ県出身。ディリ工科大学観光・ホスピタリティー学部調理コース卒業。夢はマスターシェフ!
ルシア:パティシエ。エルメラ県出身。ディリ工科大学観光・ホスピタリティー学部調理コース卒業。おしゃれなお姉さん。
カルメン:バリスタ。バウカウ県出身。高校卒業後、ジョアオ・パウロII世職業訓練センターにて、ホスピタリティーコースを履修。趣味は音楽を聴くこと。
デミリオ:バリスタ。バウカウ県出身。高校卒業後、ジョアオ・パウロII世職業訓練センターにて、ホスピタリティーコースを履修。何でも興味津々。
スタッフ5名はみな社会人経験がないため、カフェのオープンまで研修に参加してもらい、必要な知識やスキルを身につけてもらいます。研修は、2月16日から開始し、研修の一環として、2月22日〜26日にマウベシとバウカウへの生産者訪問を実施。生産者グループの皆さんと顔合わせし、生産工程の説明などを聞きました。ハーブティー、コーヒー、ヴァージンココナッツオイル、ジャム、調味料、お菓子類等、カフェで取り扱う商品と、それに繋がる人々への理解を深めてもらうことが出来たのではないかと思います。スタッフ5名は、一部がもともと友人同士だったこともあり、すぐに打ち解けた様子で、休憩時間にも仲良く雑談しています。
マウベシにてロビボ村のコーヒー農園を訪問
バウカウの女性生産者グループ・FENAにて
3月の研修では、バリスタにはコーヒーについてまた一から学んでもらい、パティシエにはスイーツのレシピを伝授する予定です。
(東ティモール事務所 松村優衣子)
*この事業は、ポルトガルの助成機関Camõesの助成を受けて、ポルトガルのNGO、CIDACと協働で実施しています。