特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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カフェ・アロマ・ティモール開店から約4ヶ月

  • 活動レポート

2021年9月28日、乾季のよく晴れた日にカフェ・アロマ・ティモールを開店することができました。開店当日の午前中におこなったオープニングセレモニーには、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、最小限のゲスト(元大統領のジョゼ・ラモス・ホルタ氏、通商産業省副大臣、在東ティモールポルトガル大使、ポルトガル助成機関カモエス東ティモール担当者)を招待し、アイナロ県マウベシ郡のマウベシ農業協同組合(コカマウ)のコーヒーやスイーツ、女性グループが作ったアロマ・ティモール商品の説明・試食と、カフェスタッフたちの紹介を行いました。オープニングセレモニーに招待することができなかった方には、有効期限1ヶ月の20%割引ご優待券を配布し、カフェに足を運んでいただきました。

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オープニングセレモニーでの記念撮影

開店から1ヶ月の間に、スタッフたちは基本的な業務に慣れて、11月後半からはイベント用のケータリングの注文も受けるようになり、50人分や100人分のドリンクやスイーツを作り、大忙しでした。11月29日〜12月3日まで開催されたティモール・コーヒー・フェスティバル2021では、開会式と閉会式にコーヒーやスイーツをケータリングし、最終日のイベントブースにも出店しました。このフェスティバルでは、コーヒー生産者の方達に、当店のコーヒーを使用したスイーツのコーヒーゼリーとティラミスを食べていただくことができました。

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ケータリング用のティラミスを作るルシア(パティシエ)

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その他ケータリングのスイーツ

開店当初は営業時間が午前9時から午後7時までだったのですが、スタッフのほうから「営業時間を延ばして、売り上げを増やそう」と申し出てくれ、12月からは営業時間を午前7時から午後9時に変更しています。

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カフェの外観

12月は、新メニューが続々登場した月でもありました。フルーツジュース(マンゴー、アボカド)、バタフライピーのお茶、ストロベリーパイ、マンゴートライフル、サンドイッチと米粉のキッシュ。バリスタ達も徐々にマキアートやモカ等の作り方を習得し、メニューに追加しました。開店当初は、ドリンクメニューが13種類、スイーツメニューが6種類でしたが、今ではドリンクメニューが26種類、スイーツメニューが8種類、軽食メニューが2種類となりました。

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バタフライピーのお茶はリキサ県で栽培。レモン汁を入れると色が青から紫に変わります

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マンゴートライフルには、東ティモール産のバニラビーンズやカフェで作っているハーブシロップを使用

まだ数名ですが、コカマウやアロマ・ティモール商品の生産者達にカフェに来てもらい、商品が販売されている様子を直接見ていただくことも出来ました。生産者に販売の様子や消費者の反応を直接見て頂くことで、彼らのモチベーションの向上に繋がることを期待します。カフェの開店準備期間中から、スタッフ達と共にお店が回るように駆け抜けて来ましたが、この事業の目的の一つでもある「地方と都市、生産者と消費者を結ぶ」ということをもう一度意識し、どんな試みを行えるか、スタッフ達とともに考えていきたいと思います。

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ティモール・コーヒー・フェスティバル2021でコーヒーを提供しているトジー(カフェマネージャー)

(東ティモール事務所 松村優衣子)

*この事業は、ポルトガルの助成機関Camõesの助成を受けて、ポルトガルのNGO、CIDACと協働で実施しています。

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