特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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軌道に乗ったカフェ・アロマ・ティモール

  • 活動レポート

開店から半年が経ったカフェ・アロマ・ティモールの店内は毎日とても賑やかです。2022年3月は、1ヶ月間で929組のお客様にご来店いただきました。昨年9月28日(開店日)から10月27日までの1ヶ月間にご来店頂いたのは、546組だったので、約1.7倍の増加です。また、開店当初は、東ティモールに滞在している外国人のお客様が多かったですが、今は東ティモールの方にも多くご来店いただいています。

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カフェ・アロマ・ティモール店内の様子

特に1月から2月は、東ティモールの方への宣伝を目的として制作した国産品消費キャンペーン動画全5本を毎週1本ずつ、東ティモールでユーザーが多いソーシャルメディアのFacebookやInstagramに投稿しました。この動画は、当店のスイーツメニューやアロマ・ティモール商品から5種類を取り上げ、その生産者、生産・加工の様子、そして当店の店内の様子などを紹介する内容です。

動画をご覧になった方から、「お店はどこにありますか?」「他にどんなメニューがありますか?」など、たくさんのお問い合わせをいただきました。また、「動画を見て、実際に来てみた」というお客様も多く来店され、宣伝の効果を感じました。

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国産品消費キャンペーン動画でハーブティーを紹介するパティシエのネシア

1月から4月は、カフェのお客様がどんどん増え、忙しくなる中、カフェマネージャーのトジーが東ティモールを離れ、東ティモールコーヒー協会の代表としてドバイ国際博覧会に参加し、3ヶ月の間、精力的に東ティモール産コーヒーを世界に宣伝しました。

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ドバイのテレビ番組に出演し、東ティモールの紹介をするトジー

トジーが留守の間、残されたカフェスタッフたちも日々の仕事を一生懸命にこなし、3月には新メニューの「紫イモのタルト」と「イチゴのトライフル」の販売を開始しました。

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紫イモのタルト $1.50

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イチゴのトライフル $3.50。 カフェで手作りしているローゼルシロップ使用

ディリではイチゴが品薄になる時があるため、マウベシ事務所のスタッフに協力してもらい、毎週、マウベシ産イチゴをカフェに直送してもらっています。

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マウベシのイチゴ畑

また、2月には新しいスタッフのアタが加わりました。昨年12月から職業訓練センターの研修生として当店に研修に来ていた彼女は、研修期間中から積極的にカフェでの仕事を学び、現在はバリスタ兼パティシエという二足のわらじで頑張ってくれています。

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カフェスタッフたち(左奥からネシア、ナンド、アタ、ルシア、手前がカルメン)

私(松村)は、2020年9月から国産品消費キャンペーン事業コーディネーターとしてカフェ・アロマ・ティモールの立ち上げに関わる業務を担当してきましたが、4月末で任期終了となります。

カフェの運営が軌道に乗ったところでマネージャーのトジーに業務を引き継ぐことが出来たことを嬉しく思います。これからは、私もお客さんとしてカフェにコーヒーやスイーツを楽しみに行くつもりです。ぜひ、皆様も引き続きカフェ・アロマ・ティモールを温かく見守っていてください。

(東ティモール事務所 松村優衣子)

*この事業は、ポルトガルの助成機関Camõesの助成を受けて、ポルトガルのNGO、CIDACと協働で実施しています。

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