第2回 ペナン在住日本人向けマングローブ植林ツアーの開催
- 活動レポート
2014年9月14日、PIFWA (ペナン沿岸漁民福利協会:Penang Inshore Fishermen Welfare Association) への支援活動の一環として、第2回目のマレーシアのペナン在住日本人の方々を対象にしたマングローブ植林ツアーを開催しました。
より多くの方に活動を知っていただこうと、事前にペナン日本人会やペナン日本人学校に相談し、広報にご協力いただきました。その結果、日本人学校の生徒さんとそのご家族10組、26名の方がご参加くださいました。
PIFWAの活動や植林について説明するイリアスさん
ネチョネチョの足元が歩きづらく、悪戦苦闘ながら植林へむかう子どもたち
植林を終え、元気に桟橋を歩く
初めてマングローブ林のぬかるみを歩いた未就学の小さな子どもたちの中には「泥が気持ち悪い」、「歩けない」と今にも泣き出しそうな子どもたちもいて、お父さん・お母さんが抱きかかえての移動となりましたが、小学生の子どもたちは元気にぬかるみを進み、苗木を一本一本丁寧に植えてくれました。また、マングローブの実で作ったジャムやお菓子なども満喫してもらいました。
ツアーの後、参加いただいたお父さん、お母さんからはこんな感想をいただきました。
- 木を一本『切る』のは簡単だけど、一本『育てる』のはいかに大変なことか・・・身をもって改めて分かり、子どもたちにもきっと伝わったことと思います。
- 帰宅後の子どもたちの感想は『あんなネチョネチョの所へはもう行きたくない』というものでした。しかし、ネチョネチョになりながらも、貝やカニやハゼや猿を観察したことは強く印象に残っているようです。成長していく中で、地球規模のサイクルに気付くときが来るのでしょうね。
今後も植林ツアーを開催することで、マングローブの生態系の保全に取り組んでいきます。
(東京事務所 西森光子)