特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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今年も一年ありがとうございました!2024年に読まれた記事TOP5

  • お知らせ

2024年も残すところあと僅かとなりました。

昨年の今ごろ、わたしたちはガザにおける年内停戦を求め、パレスチナで活動するNGOや研究者有志をはじめとする市民社会の一員として共同記者会見を開き、趣意書への署名を集めていました。停戦の兆しが一向にみえないまま迎えた年明け、能登半島で地震が発生。かねてより能登町と交流のあったスタッフを現場に送ることを決め、避難所で温かいコーヒーを振舞いながら被災した方がたの困りごとを聞きとり対応することから活動を始めました。

この一年を振り返ると、残念ながら思い通りにいかないことばかりが思い返されます。ガザにおいては停戦どころかイスラエル軍の攻撃による犠牲者の数は増え続け、ガザの人びとが居住できる地区はさらに狭められています。西岸地区、シリア、レバノン、ミャンマーなどの活動地においても、人びとの暮らしは紛争に翻弄され続けています。能登半島では9月に豪雨と洪水が襲い、立ち直ろうとする人びとの気持ちに追い打ちをかけました。

そうした戦乱と災害の下でも、人びとの日常にこそわたしたちは注目し、それを伝えようと努めてきました。たとえばガザでは、パルシックの畜産事業に参加する農家が連日の爆撃におびえながらもヒツジの飼育を続けています。かつてチーズ作りを習得した女性たちが、戦禍の中で入手可能な材料を使ってチーズ作りを再開しています。そうした姿からは、どのような環境にあっても暮らしを営み続ける人びとの息吹すら感じられるのです。こうした人びとに寄り添い、政治や自然に翻弄されながらも暮らしを立て直していく道筋を、ともに模索し続けたいと思います。

みなさまにはご寄付、ツアーや連続講座へのご参加、フェアトレード商品のご購入など、さまざまな形でパルシックの活動に加わり、また応援いただき、大変心強く、励まされてまいりました。ありがとうございました。2025年も引き続き、関心を持ち続けてくださいますよう、お願いいたします。

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