特定非営利活動法人 パルシック(PARCIC)

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シリア・レバノン(シリア難民)・トルコ

Syria/Lebanon

シリア・レバノン(シリア難民)・トルコの民際協力活動

困窮するシリア難民の人たちの暮らしを支え、シリア国内の復興を支援する

2011年にシリア内戦が始まって以来、
シリアでは1400万人以上の人が故郷を離れることを余儀なくされました。
今でも多くの人が故郷に戻れず、シリア国内で、あるいは近隣諸国に逃れて避難生活を送っています。
帰還できたとしても、復興が進まない中で困窮した生活を送っている人も大勢います。またシリア難民を多く受け入れているレバノンも経済危機や自然災害により、多くの人が困難な状況に置かれています。
パルシックは2016年からレバノンで食糧配布、越冬支援、子どもの教育などの
シリア難民支援を続けています。2019年からはシリア国内でも
食糧配布や食糧生産支援を開始しました。また、2020年レバノンで発生した大規模爆発、
2022年2月に発生したトルコ・シリア地震では緊急支援を実施しています。

プロジェクト

  • 活動中

    レバノンでのシリア難民・レバノン人への農業支援

    レバノンでのシリア難民・レバノン人への農業支援

  • 活動中

    シリア国内避難民・帰還民の生活再建支援

    シリア国内避難民・帰還民の生活再建支援

  • 活動中

    レバノンでのシリア難民への教育支援

    レバノンでのシリア難民への教育支援

  • 活動中

    レバノンでのシリア難民への食糧・越冬支援

    レバノンでのシリア難民への食糧・越冬支援

活動終了したプロジェクト

スタッフレポート

  • シリア農村の地域再生を目指して~農業と小規模起業支援

    シリア農村の地域再生を目指して~農業と小規模起業支援

    • シリア・レバノン・トルコ
    • シリア国内避難民・帰還民の生活再建支援
    • 経済自立支援事業
  • レバノン緊急:クラウドファンディングでの活動を終了しました

    レバノン緊急:クラウドファンディングでの活動を終了しました

    • シリア・レバノン・トルコ
    • レバノンでのシリア難民への食糧・越冬支援
    • 緊急支援事業
  • 冬野菜の季節を迎えて ~収穫と食料バスケットの配付~

    冬野菜の季節を迎えて ~収穫と食料バスケットの配付~

    • シリア・レバノン・トルコ
    • レバノンでのシリア難民・レバノン人への農業支援
    • 緊急支援事業

シリア・レバノン・トルコの現況を知る

地中海の東側に面するシリアは、アジア、ヨーロッパ、アフリカの三大陸を結ぶ要衝の地に位置し、古くから様々な文化の影響を受けてきました。変化に富んだ気候と風土により農業が盛んで、多種多様な作物が育ち、シリアの産業と豊かな食文化を支えてきました。内戦前は日本よりも安全な国と言われ、数多く残る古代遺跡や美しい街並みが魅力の観光地でもあり、内戦前にシリアを訪れた人は、ホスピタリティ溢れるシリア人が、街を歩くと気軽に声をかけてきたと言います。しかし、2011年に発生した民主化運動が内戦になり、人びとの生活は一変。戦禍を逃れるため国内避難民となった人びとは670万人に上ります。激戦地となった地域では、建物やインフラが破壊され、ほとんどの地域では復興が始まっていません。戦闘により多くの灌漑設備が壊され、農業の担い手が激減したことにより、農業生産も大きな打撃を受けました。主要作物の小麦の生産量は内戦前の半分以下に落ち込み、主食のパンを買うためにパン屋の前に行列が出来るなど、日々の食事にも事欠く状況が続いています。パルシックは、2018年よりシリア国内で食糧配布を中心に活動を始め、2020年からは人びとの自立を目指し農業生産支援を開始しました。まだ始めたばかりですが、シリアの復興に向けて少しずつ歩み始めています。

国基本情報

面積 18万5,180平方キロメートル(日本の約半分)
人口 2,240万人(2012年、出典:世界銀行)
  • 国外に避難したシリア難民の数は約550万人以上(2020年UNHCR)。内戦による死者は約57万人に上ると言われ、2020年の人口は1,750万人と推計されている。
宗教 イスラム教90%(スンニー派74%、アラウィ派・シーア派など13%、ドルーズ派3%)、キリスト教10%
民族 アラブ人約75%、クルド人約10%、アルメニア人等その他約15%(2020年、出典:CIA TheWorld Factbook)
経済 GDP341億ドル(一人当たり1,821ドル)(2014年、出典:UN Data)
GDP成長率-36.5%(2014年推定値、出典:CIA TheWorld Factbook)
主要産業 農業、繊維業、石油生産業
  • 世銀によると、2011年から2016年にかけての経済損失は、農業セクター160億ドルを含む2260億ドルに上ると推計されている。
初等教育就学率 99.1%(2011年)
  • 6~15歳(小・中学校)の就学率83%、16~18歳(高校)の就学率
    52%、19~23歳(それ以上)の就学率32%(2019年)
政治 1963年以降、一貫してバアス党(アラブ社会主義復興党)が政権を担っている。1973年の制定から2012年の改定までシリア・アラブ共和国憲法では、シリアを社会主義・人民民主主義国家とし、バアス党を「国家を指導する政党」と定められていた。2021年現在の大統領は、バッシャール・アサド(2000年より在任)。
  • シリア略史

  • シリア難民状況

  • シリア紛争略史

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